親子で作ると楽しさ倍増!
おうちで焼きたてパンづくりに挑戦しよう
休日のおうち時間、お子さんと一緒に何をして過ごそうか迷っていませんか?そこでおすすめしたいのが、焼きたてのパンづくりです。パンをこねたり、丸めたり、パン生地のふわふわした感触は、大人もこどももきっと夢中になるはず!オーブンから漂ってくる香ばしい匂いは、幸せな気分にさせてくれます。お子さんと一緒に、世界にひとつだけの特別なパンづくりに挑戦してみませんか?
今回は、パンづくり初心者の親子でも、家庭で挑戦できる“簡単でおいしいパン作りのレシピ”を、「横浜綜合パン株式会社」工場長の石橋勝美さんに伺いました!
同社は、横浜市内の小学校に給食用のパンを届ける「横浜市綜合パン・米飯協同組合」の一員として、日々、安全で美味しいパン作りに向き合っています。
抑えるべき“コツ”も紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください!
工場長直伝!おうちでできる簡単レシピ
パン作りは一見難しそうに思えますが、工場長いわく「水、粉、塩、酵母があれば誰でもできます」とのこと。今回は、学校の給食と同じ、卵や添加物を使わないレシピを教えて頂きました。材料はスーパーでそろえられるものばかりなんですよ!抑えるべきコツも合わせてご紹介します。
(丸形8個分)
- ・強力粉
- 200g
- ・グラニュー糖(上白糖でも可)
- 12g
- ・塩
- 3g
- インスタントイースト
- 3g
- 水
- 140ml(※30℃くらいのぬるま湯/夏場は常温で可)
- マーガリン(食塩不使用のバターでも可)
- 10g(※常温にして柔らかくしておくと混ぜやすい)
<作り方>
① ボウルに強力粉、グラニュー糖、塩、イーストを入れ、ヘラで全体をよく混ぜる。
② 粉がよく混ざったら水、マーガリンを入れ、ヘラを使って5分程しっかり混ぜる。
③ まとまったらラップをして室温で1時間くらい置いて発酵させる。
④ 生地が1.5倍くらいまで膨らんだら、テーブルに打ち粉をしたところにだし、手で少しつぶした後、縦に半分折りたたみ、更に横半分に折りたたんでガス抜きする。
⑤ 折りたたんだ生地にラップを軽くかけて15分程休ませる。
⑥ ⑤の生地を約8等分に切り分け手で丸める。この時、上になる部分がツルツルになるようにする。
⑦ 丸めた生地をオーブンプレートにくっつかないように並べてラップをかけて1時間ほど発酵させる。ここで親子で一緒に成形するのもお楽しみポイント!
⑧ 生地が膨らんだら200℃に余熱しておいたオーブンで約10分焼く。
これで完成です!
おいしく楽しく作るポイント
- ★ここで全体がまとまって粉が消えて弾力が出るくらいまで混ぜるとうまくいきます。!
「米粉」を使ったレシピも!
さらに、小麦アレルギーに配慮した米粉を使ったレシピも合わせて教えてもらいました!
(約15㎝のケーキ型1本分)
- ・パン用米粉※
- 200g
- ・グラニュー糖(上白糖、キビ糖でも可)
- 15g
- ・塩
- 3g
- インスタントイースト
- 3g
- 水
- 175ml(※30℃くらいのぬるま湯/夏場は常温で可)
- こめ油(なたね油、バターでも可)
- 12g
<作り方>
① パン用米粉、グラニュー糖、塩、イーストを入れ、ヘラで全体をよく混ぜる。
粉類がよく混ざったらヘラを使って5分程しっかり混ぜる。3.混ぜ終わったらラップをして30分くらい休ませて発酵させる。
② 休ませた生地をもう一度ヘラで3分ほど混ぜガス抜きする。
③ 型の内側にこめ油を全体的に塗って置きプレートに置いておく。
④ ③に均等に生地を流し込みラップをして室温で1時間くらい発酵させる。
⑤ 生地が膨らんだら200℃に余熱しておいたオーブンで約30分焼く。
⑥ 焼きあがったパンはすぐに型から外し、冷ます。
これで完成です!
おいしく楽しく作るポイント
- ★ヘラを使って混ぜる時は、柔らかい生地のため、ツヤが出て滑らかになるまでしっかり混ぜましょう。
- ★膨らんだ生地はとても柔らかいのでオーブンに入れる時は衝撃を与えないように注意しましょう。
実際に作ってみました!
実際に小麦粉のレシピに挑戦してみました。最初は生地が手にくっついて大変でしたが、こねているうちにすべすべになっていく感触に感動!一次発酵でふっくら膨らんだ生地を見て、思わず「わあ!」と声をあげてしまいました。
成形では、丸だけでなく動物の顔や三つ編みに挑戦。少しいびつでも、焼き上がると香ばしい香りとともに立派なパンに。出来たてを割ると湯気が立ち、外はカリッ、中はふんわり。シンプルながら小麦の甘みのあるおいしいパンができました。親子で一緒に作れば、きっと盛り上がること間違いなし!
ご家庭での成功の秘訣とは?
工場長に家庭でのポイントを伺うと、こんな答えが返ってきました。材料を正確に量ることは基本ですが、最も大切なのは「楽しむこと」。
「“身体を使ってこねる楽しさ”がパン作りでの醍醐味です。子どもと一緒に作るなら、多少形がいびつでもいい。職人を目指すわけではありませんから、多少の失敗も思い出になりますよ」。確かに、パン作りに「失敗」という言葉は似あいません。ふっくら膨らんでも、少しぺちゃんこでもそれはそれで味わいがあってgood!色々な形のパンに挑戦するのもおすすめです。パパやママの顔を作ったり、三つ編みパンにしてみたり・・お好きなアレンジで作ると、とっても楽しいですよ!
うまくいかないこともありますが、親がつい手を貸してあげたくなる場面で、あえて見守ることで子ども自身の“できた!”を見届けてあげるほうがが達成感につながります。
また、お水は冷たすぎないのを使うのがポイント。たまに「上質な水を」と、冷蔵庫から冷えた水を使われる方もいますが、ぬるめの水を使ってしっかりこねることが良い発酵をうながすコツです。あとは、焼き上がりですね。家庭オーブンだとなかなか綺麗に上面の焼き色が付かないこともあります。そんなときは少し時間を延ばして、焼き色が強くなりそうなときは途中で上にアルミホイルを軽くかぶせて、熱が直接あたらないようにしてみましょう。
石橋工場長からは、パンつながりでこんなお話も。横浜は「近代のパン発祥の地」として知られています。日本で初めて食パンを作った老舗パン屋さんがあるなど、横浜から近代のパン文化が日本に広まったと言われているそうです。近年だと、横浜市が発祥の地の一つとされるパンとカレーの歴史にちなんだ「横濱開港カレーパン」は、横浜市綜合パン・米飯協同組合 の有志の加盟店舗が共同開発したものなのだそう。長ネギを使用した欧風カレーを詰めて揚げたパンで、福神漬けも入っていて「おつまみにも良いですよ」と工場長。そのほか、最近は地元食材を使ったユニークなパンも多く、地域ならではの味わいが楽しめます。パン屋さんめぐりをしながら、お気に入りを見つけるのも横浜ならではの楽しみ方の一つですね!
子どもたちに届けるパン作りへの思い
こどもたちが口にするパンを作る時、最も大切にしていることは「まずは安全であること。そして誰が食べても同じ品質になるよう、安定したものを作ること」だと石橋工場長は話します。栄養価や素材にもこだわりながら、こどもたちの食を支えているのだそうです。「見た目やサイズが違って喧嘩になったりしないよう、徹底した管理を行っています」と笑顔で教えてくれました。
焼き色やサイズのバラつきがないよう管理を徹底する姿勢は、日々の給食を通してこども たちの「食」への信頼を支えています。
親子でつくる時間は宝物
「焼きたてを食べる機会って実は少なかったりします。横浜綜合パンは、こどもたちの毎日の食を支える会社です。でも、ただ”食べる”だけでなく、“作る”ことも同じくらい大事だと思っています。パンは小麦と水、そしてほんの少しのイーストでできるシンプルな食べ物。だからこそ家庭でも挑戦しやすいです。親子で『こねて、焼いて、食べる』、その経験がきっと心に残る思い出になります。焼き上がったパンを見て家庭内での会話や笑顔も増えるきっかけになります。ぜひ親子で挑戦してみてください」と石橋工場長は話します。パン作りは単なる調理体験ではなく、家族の思い出や子どもの成長につながる貴重な時間。お休みに家族みんなで挑戦するものおススメです。
横浜綜合パンが伝える“簡単でおいしいパン作り”を、ぜひご家庭で体験してみてはいかがでしょうか。

