桜木町駅直結!
本物の蒸気機関車に出会える穴場スポット
日本ではじめての鉄道は1872(明治5)年、1日9往復、新橋と横浜を53分かけて走っていました。いまの横浜駅は3代目。最初の横浜駅は現在の桜木町駅にあたり、当時ホームがあったまさにその場所に、当時の蒸気機関車の「本物」が展示されています。
鉄道発祥の地、横浜。
日本ではじめて走った蒸気機関車と写真を撮ろう!
JR東日本の商業ビル「CIAL桜木町ANNEX」の1階にある旧横ギャラリー(旧横濱鉄道歴史展示)は、2020年にオープンした桜木町の鉄道に関する展示施設です。ここで展示されている110形蒸気機関車は、最初に日本に輸入された10台のうちの1台で、いま国内に残っているのはこの車両と大宮の鉄道博物館にある車両だけという貴重なものだそうです。
「新橋・横浜間だけでなく、神戸、静岡、北海道など日本各地で活躍し、1924(大正13)年まで50年以上も現役を続けました」と、JR東日本のOBでボランティアガイドを務める栗田勝さんは説明します。引退後は青梅の鉄道公園で展示されたのち、横浜市役所の建替えなど周辺の再開発が進むふるさとの桜木町に戻ってきました。機関車の補修にあわせて客車を再現し、連結させる試みも。
イベント時には乗車もできる!
「日本に資料がなかったのでイギリスにわたって古い図面を探し、昔の部品なども利用して当時の客車を再現させました。中等客車といって、3つの等級のまんなか、いまのグリーン車くらいのクラスです」(栗田さん)通常は外からの見学だけですが、毎月1回、第3土曜日に展示ガイドが開催されるときや、10月14日の「鉄道の日」前後のイベントの際には客車に乗ることができます。
昔の駅を再現した150分の1のスケールのジオラマも、当時の和装洋装の人々が行き交う街並みを再現していて、細かいところを観察するのが楽しそう。お子さんの目線で横からジオラマを覗くのがお勧めです。
また、SLの近くには、明治のころの遠方信号機を再現したり、当時のレールの実物を展示したりなど、知的好奇心をくすぐる見どころがいっぱい。
「オープンスペースで朝7時から開いています。新しくできた新南口改札からすぐで、赤レンガ倉庫などを散策するときのスタート地点にもぴったりだと思います」(CIAL桜木町店長・奥平直子さん)
オープン当初、コロナ禍で広告やイベントの開催などが難しかったこともあり、駅からすぐなのにまだそんなに知られていない「穴場」かもしれません。
ほかにも桜木町駅南改札周辺の柱には、鉄道模型や当時の資料、昔の駅の地図、パネル解説など鉄道に関する情報が盛りだくさんで、こちらも鉄道ファンは必見です。
鉄道発祥の地・桜木町駅で、ぜひ当時の鉄道の雰囲気を体感してください。
CIAL桜木町ANNEX
2020年6月に誕生した、JR桜木町駅直結の複合施設。館内にはフードホールやスーパーなどの商業施設をはじめ、鉄道開業時の歴史を感じられる展示スペース、ホテル、保育園などが併設されています。
旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)
営業時間:7:00~23:00(施設営業時間に準ずる)
https://www.jryscc.co.jp/cial/sakuragicho/

